2010年10月アーカイブ
2010年10月28日
病院内カフェ
内科医師の話。専門はあるが、それ以前に一般内科医。どんな病気にも対応する。病院内で楽しい話が出来る診療科は、産婦人科のみで、それ以外は、辛い話をしなければいけない。何度も繰り返して話をしていくうちに、患者にあった話し方が出来るようになる。・・・だそうです。辛い話をしていく大変さは、並大抵なことではないでしょう。人生の終わりの時期に大きな役割を果たす・・・医師・医療関係者。大変です。
2010年10月28日・東京中央区。クリスマス用の試飲で。

2010年10月18日
心理的事実
心理専門家の大切なこととして、クライエントの心理的な事実に寄り添って成長を見守ることがあります。時に、この「心理的事実」というのが、やっかいなものになります。やっかいなものは、客観的な事由がなくて、クライエントの心の中で事実になってしまっている時です。このような場合、心理専門家としては、クライエントの心理的事実を、客観的な事実と同等に捉えるべきではないのは当然なのですが、長い経過の中で知らず知らずに「心理的事実=客観的事実」と誤認してしまうことも無いとは限りません。時々、同じ心理専門家のスーパーバイズを受けたりすることが必要になってきます。
東京・上野公園。2010年9月4日午後4時33分8秒。きれいな一瞬でした。

2010年10月14日
生涯発達
生涯発達の考え方の基礎となるのが、エリクソンの考え方。自分探しという言葉がよく使われてますが、その原点とも言えるものです。
生涯発達という考え方は、加齢と老化というマイナス面に、まるで対抗するかのように、受け入れられている考え方だと思います。
生涯にわたって成長し続ける・・・こころの支えになるかもしれません。ただ逆に、成長の絶頂期に死を迎えるという見方も出来るのではないでしょうか。
自分なりの見方で、生きていくことが大切ではないかと思われる一つです。

2010年10月13日
ピグマリオン
ピグマリオン。ギリシア神話に出てくる王様。自らが作った彫像が人間になることを願い、その願いが女神によって叶えられ、人間に変わった。人間は期待された通りになることが出来るということで、教育現場での実験で示されたことである。ピグマリオン効果というものであるが、別名は教師期待効果とも言われる。
期待した者と期待された者との相乗効果によって、期待通りの結果になるということを示していることでもある。
ともに歩む、ことの大切さなのだろうか?
東京・有名人形作家によるもの。

2010年10月11日
休日。
新宿・紀伊國屋書店での展覧会に行った後に、飯田橋で資料作成。
心理学では、以前より、様々な動物に協力?をしてもらい、研究を行ってきてました。
行動そのものの観察をするものもあれば、身体の一部に注目して研究を行うといったものです。動物療法といった心理臨床的な領域では、動物に対して多大なストレスを与えるものではありませんが、「動物実験」の領域になると、・・・です。必要不可欠な研究であっても、理解してもらうために丁寧な説明が無くては、問題が生じてしまいます。
東京・秋葉原。2009年8月30日12時18分43秒。

2010年10月10日
認知機能の低下とは?
認知機能は加齢とともに、低下していきます。

認知評価での低さの原因は次のものが考えられます。
- 加齢による低下。
- 器質疾患による低下(いわゆる認知症状)
- うつ・不安など、明らかな器質疾患がない精神疾患による低下。
- 精神発達遅滞に由来のもので、そもそも「低下」は生じていない。
「低下」そのものが問題になることは確かですが、それに対する日常生活への不適応状態を理解していくことが必要なので、本人および家族聴取がとても大事になります。
WAIS-III(ウェクスラー知能検査からみた加齢変化)

思案中。
自閉症スペクトラムから認知症、就学前児童から高齢者の認知リハビリ、カウンセリング等、担当分野は幅広い。
日常のひとこま。
中野駅・中央快速線東京行ホームから北西の空。2010年6月23日7時13分36秒。
